皆さんこんにちは。
認知行動療法のカウンセリングを行なっている臨床心理士の菜月じゅんです。
今回は、臭いおならの原因やガス大量発生の原因について、わかりやすく解説していきたいと思います。
【臭いおならの原因やガス大量発生の原因】
臭いおならやガス大量発生の原因について。
まずはそもそもおならとは何なのかについて押さえておきましょう。
「おなら」とは、腸を通って肛門から体の外に出るガス(気体)のことです。
通常おならの材料の約75%は飲み込んだ空気から構成されています。
残りの約25%のおならの材料は食べ物の消化の過程で発生するガスから構成されています。
おならの成分は約99%が無臭の成分から構成されています。
たとえば、窒素、酸素、二酸化炭素、水素、メタンなどの成分は無臭です。
メタンと聞くと臭そうに思えるかもしれませんが、実はメタンは無臭なんですね。
また、おならの成分の約1%が臭い匂いがする成分で構成されています。
たとえば、硫化水素、インドール、スカトールなどの成分は臭い匂いがします。
硫化水素は腐った卵や、硫黄の温泉みたいなにおいがします。
インドールやスカトールは、大便のようなにおいがします。
おならの概要についてはこのようなものですが、臭いおならの原因としては、たとえば次のようなものがあると考えられています。

・「腸内に悪玉菌が多い状態」
・「過剰なたんぱく質の摂取」
・「硫黄成分が多い食品を食べる」
たとえば以上のようなことが臭いおならの原因として考えられています。
また、ガス大量発生の原因としては、たとえば次のようなものがあると考えられています。

・「空気の飲み込みすぎ」
・「腸のぜんどう運動の停滞」
・「小腸内細菌増殖症(SIBO)」
・「FODMAPが多い食事」
たとえば以上のようなことがガス大量発生の原因として考えられています。
それでは、臭いおならの原因やガス大量発生の原因について個別に詳しく見ていきましょう。
【腸内に悪玉菌が多い状態】
腸内に悪玉菌が多い状態について。
臭いおならの原因の一つが、腸内に悪玉菌が多い状態であることです。
腸内に悪玉菌が多い状態によって、大便の匂いがするインドールやスカトールなど臭い成分が腸内で発生し、おならが臭くなります。
腸内に悪玉菌が多い状態による臭いおならの具体例としてはたとえば、肉をかなり食べまくって、過剰なたんぱく質を摂りすぎると、悪玉菌のエサとなって悪玉菌が増えたりします。
そして、肉をかなり食べまくって半日や1日経った頃には悪玉菌が増えて、臭いおならが出るということです。
このように、臭いおならの原因の一つが、腸内に悪玉菌が多い状態であることです。
【過剰なたんぱく質の摂取】
過剰なたんぱく質の摂取について。
臭いおならの原因の一つが、過剰なたんぱく質の摂取です。
過剰なたんぱく質の摂取によって、過剰に摂取したたんぱく質が悪玉菌によって分解されると、おならが臭くなります。
このように、臭いおならの原因の一つが、過剰なたんぱく質の摂取です。
【硫黄成分が多い食品を食べる】
硫黄成分が多い食品を食べることについて。
臭いおならの原因の一つが、硫黄成分が多い食品を食べることです。
硫黄成分が多い食品の卵・にんにく・たまねぎ・ねぎ・にらなどをたくさん食べると、腐った卵の匂いがする硫化水素など臭い成分が腸内で発生し、おならが臭くなります。
硫黄成分が多い食品による臭いおならの具体例としてはたとえば、ニンニクやニラなどが入ったぎょうざをたくさん食べるとします。
そして、半日から1日経った頃には、臭いおならが出るということです。
このように、臭いおならの原因の一つが、硫黄成分が多い食品を食べることです。
【空気の飲み込みすぎ】
空気の飲み込みすぎについて。
ガス大量発生の原因の一つが、空気の飲み込みすぎです。
空気の飲み込みすぎによって、飲み込んだたくさんの空気が腸まで到達して、腸内のガスの量が増えます。
このように、ガス大量発生の原因の一つが、空気の飲み込みすぎです。
【腸のぜんどう運動の停滞】
腸のぜんどう運動の停滞について。
ガス大量発生の原因の一つが、腸のぜんどう運動が停滞していることです。
腸のぜんどう運動の停滞によって、腸内で食べ物の移動が遅くなり腐敗が進んで、腸内のガスの量が増えます。
このように、ガス大量発生の原因の一つが、腸のぜんどう運動が停滞していることです。
【小腸内細菌増殖症(SIBO)】
小腸内細菌増殖症(SIBO)について。
ガス大量発生の原因の一つが、小腸内細菌増殖症(SIBO)です。
小腸内細菌増殖症(SIBO)によって、小腸で細菌が増えやすく、腸内のガスの量が増えやすいです。
このように、ガス大量発生の原因の一つが、小腸内細菌増殖症(SIBO)です。
【FODMAPが多い食事】
FODMAPが多い食事について。
ガス大量発生の原因の一つが、FODMAPが多い食事です。
FODMAPが多い食事によって、IBSやSIBOの人がFODMAPを食べると、大腸で発酵することで、腸内のガスの量が増えたり、ぜんどう運動が停滞します。
FODMAPが多い食事によるガス大量発生の具体例としてはたとえば、FODMAPが多い食材であるニンニクやタマネギをある程度食べたとします。
そうすると、FODMAPが大腸で発酵することで、腸内のガスの量が増えたり、ぜんどう運動が停滞したりすることにより、ガス大量発生につながることがあるということです。
このように、ガス大量発生の原因の一つが、FODMAPが多い食事です。
以上のように、『臭いおならの原因』として「腸内に悪玉菌が多い状態」「過剰なたんぱく質の摂取」「硫黄成分が多い食品を食べる」といったものがあり、『ガス大量発生の原因』として「空気の飲み込みすぎ」「腸のぜんどう運動の停滞」「小腸内細菌増殖症(SIBO)」「FODMAPが多い食事」といったものがあると考えられています。
【ガス大量発生の原因につながる要因】
ガス大量発生の原因につながる要因について。
ガス大量発生の原因につながる様々な要因がありますが、たとえば次のような要因があると考えられます。

・「炭酸飲料の飲みすぎ」
・「ガムの食べすぎ」
・「たばこの吸いすぎ」
・「歯を噛みしめる癖がある」
・「腸内に悪玉菌が多い状態」
・「運動不足」
・「腸が知覚過敏な状態」
・「ストレス」
・「ネガティブ思考」
・「睡眠の乱れ」
・「腸の乱れ」
以上が、ガス大量発生の原因につながる要因として、たとえば考えられるものです。
それでは、ガス大量発生の原因につながる要因について個別に詳しく見ていきましょう。
【炭酸飲料の飲みすぎ】
炭酸飲料の飲みすぎについて。
ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、炭酸飲料の飲みすぎがあると考えられています。
炭酸飲料の飲みすぎによって、飲み込んだ空気が腸まで到達して、腸内のガスの量が増えます。
炭酸飲料の飲みすぎによるガス大量発生の具体例としてはたとえば、毎日コーラをガンガン飲んでいるとします。
あるいは、炭酸が入っているビールを大量に飲んだとします。
そして、コーラやビールの飲みすぎによって、飲み込んだ空気が腸まで到達して、腸内のガスの量が増えるということです。
このように、ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、炭酸飲料の飲みすぎがあると考えられています。
【ガムの食べすぎ】
ガムの食べすぎについて。
ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、ガムの食べすぎがあると考えられています。
ガムの食べすぎによって、飲み込んだ空気が腸まで到達して、腸内のガスの量が増えます。
ガムの食べすぎによるガス大量発生の具体例としてはたとえば、デスクでの仕事中ずっとガムを噛んで一日過ごしているとします。
そうすると、ガムの食べすぎによって、飲み込んだ空気が腸まで到達して、腸内のガスの量が増えるということです。
このように、ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、ガムの食べすぎがあると考えられています。
【たばこの吸いすぎ】
たばこの吸いすぎについて。
ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、たばこの吸いすぎがあると考えられています。
たばこの吸いすぎによって、飲み込んだ空気が腸まで到達して、腸内のガスの量が増えます。
たばこの吸いすぎによるガス大量発生の具体例としてはたとえば、勤務日に定期的に頻繁にたばこを吸っていたり、休みの日もたばこを1箱分吸っているとします。
そうすると、たばこの吸いすぎによって、飲み込んだ空気が腸まで到達して、腸内のガスの量が増えるということです。
このように、ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、たばこの吸いすぎがあると考えられています。
【歯を噛みしめる癖】
歯を噛みしめる癖について。
ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、歯を噛みしめる癖があると考えられています。
歯を噛みしめる癖によって、飲み込んだ空気が腸まで到達して、腸内のガスの量が増えます。
歯を噛みしめる癖によるガス大量発生の具体例としてはたとえば、下を向いてスマホを見ていて歯を噛みしめている状態で長時間過ごしたとします。
そうすると、歯を噛みしめる癖によって、飲み込んだ空気が腸まで到達して、腸内のガスの量が増えるということです。
このように、ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、歯を噛みしめる癖があると考えられています。
【腸内に悪玉菌が多い状態】
腸内に悪玉菌が多い状態について。
ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、腸内に悪玉菌が多い状態があると考えられています。
腸内に悪玉菌が多い状態によって、善玉菌が少なくて、腸のぜんどう運動が停滞します。
そして、腸のぜんどう運動が停滞すると、ガス大量発生に近づきます。
このように、ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、腸内に悪玉菌が多い状態があると考えられています。
【運動不足】
運動不足について。
ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、運動不足があると考えられています。
運動不足によって、ぜんどう運動が停滞します。
そして、ぜんどう運動が停滞すると、ガス大量発生に近づきます。
運動不足によるガス大量発生の具体例としてはたとえば、朝起きてからベッドで食事したり、スマホを見たり、テレビを見たり、一日中ほとんどベッドで過ごしているとします。
そのように過ごしていると運動不足になる為、ガス大量発生に近づく、ということです。
このように、ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、運動不足があると考えられています。
【腸が知覚過敏な状態】
腸が知覚過敏な状態について。
ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、腸が知覚過敏な状態があると考えられています。
腸が知覚過敏な状態によって、腸の乱れによるストレスを感じやすく、空気の飲み込みが増えたり、ぜんどう運動が停滞しやすいです。
そして、空気の飲み込みが増えたり、ぜんどう運動が停滞すると、ガス大量発生に近づきます。
このように、ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、腸が知覚過敏な状態があると考えられています。
【ストレス】
ストレスについて。
ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、ストレスがあると考えられています。
ストレスによって、空気の飲み込みが増えたり、ぜんどう運動が停滞します。
そして、空気の飲み込みが増えたり、ぜんどう運動が停滞すると、ガス大量発生に近づきます。
ストレスによるガス大量発生の具体例としてたとえば、仕事で理不尽に怒られたけど我慢するなどストレスが発生したとします。
そうすると、ストレスによって、空気の飲み込みが増えたり、ぜんどう運動が停滞することによって、ガス大量発生に近づくということです。
このように、ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、ストレスがあると考えられています。
【ネガティブ思考】
ネガティブ思考について。
ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、ネガティブ思考があると考えられています。
ネガティブ思考によって、ストレスを感じて、空気の飲み込みが増えたり、ぜんどう運動が停滞します。
そして、空気の飲み込みが増えたり、ぜんどう運動が停滞すると、ガス大量発生に近づきます。
ネガティブ思考によるガス大量発生の具体例としてたとえば、仕事でミスをしたときに「私はダメ人間だ」とネガティブに考えたとします。
そうすると、ストレスによって、空気の飲み込みが増えたり、ぜんどう運動が停滞することによって、ガス大量発生に近づくということです。
このように、ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、ネガティブ思考があると考えられています。
【睡眠の乱れ】
睡眠の乱れについて。
ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、睡眠の乱れがあると考えられています。
睡眠の乱れによって、自律神経が乱れて、ぜんどう運動が停滞します。
そして、ぜんどう運動が停滞すると、ガス大量発生に近づきます。
睡眠の乱れによるガス大量発生の具体例としてたとえば、夜に動画を見すぎて寝るのが3時になり、眠りも浅くて途中で目が覚めたりすることがあって睡眠が乱れていたとします。
そうすると、自律神経が乱れて、ぜんどう運動が停滞し、ガス大量発生に近づくということです。
このように、ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、睡眠の乱れがあると考えられています。
【腸の乱れ】
腸の乱れについて。
ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、腸の乱れがあると考えられています。
腸の乱れによって、ストレスを感じて、空気の飲み込みが増えたり、ぜんどう運動が停滞します。
そして、空気の飲み込みが増えたり、ぜんどう運動が停滞すると、ガス大量発生に近づきます。
腸の乱れによるガス大量発生の具体例としてたとえば、しばらく便秘が続いていたりして、腸が乱れているとします。
そうすると、ストレスを感じて、空気の飲み込みが増えたり、ぜんどう運動が停滞し、ガス大量発生に近づくということです。
このように、ガス大量発生の原因につながる要因の一つとして、腸の乱れがあると考えられています。
以上のように、ガス大量発生の原因につながる要因には様々なものがあります。
【まとめ】
今回の話のまとめです。
・臭いおならの原因としては、たとえば「腸内に悪玉菌が多い状態」「過剰なたんぱく質の摂取」「硫黄成分が多い食品を食べる」などがあると考えられています。
・ガス大量発生の原因としては、たとえば「空気の飲み込みすぎ」「腸のぜんどう運動の停滞」「小腸内細菌増殖症(SIBO)」「FODMAPが多い食事」などがあると考えられています。
・ガス大量発生の原因につながる要因としては、たとえば「炭酸飲料の飲みすぎ」「ガムの食べすぎ」「たばこの吸いすぎ」「歯を噛みしめる癖がある」「腸内に悪玉菌が多い状態」「運動不足」「腸が知覚過敏な状態」「ストレス」「ネガティブ思考」「睡眠の乱れ」「腸の乱れ」などがあると考えられます。
今回は、臭いおならの原因やガス大量発生の原因について、わかりやすく解説させて頂きました。
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認知行動療法のカウンセリングを行なっている臨床心理士の菜月じゅんでした。
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