【アダルトチルドレン克服3-4】傷ついた自分のインナーチャイルドを癒す!【臨床心理士が解説!認知行動療法オンラインカウンセリングルーム】

皆さんこんにちは。

カウンセリングを行なっている臨床心理士の菜月じゅんです。

皆さん、自分は毒親がいる機能不全家族で育ったアダルトチルドレンだと感じていらっしゃいますか?

でも、どうすればアダルトチルドレンを克服できるのかわからないと感じていらっしゃいますか?

【アダルトチルドレンを克服する方法】

アダルトチルドレンを克服する方法としては、次のようなものがあると考えられています。

・安全を確保する

・家族と自分を理解する

・過去の心の傷を癒す

・未来の人生を豊かにする

・自分が毒親にならないようにする

【過去の心の傷を癒す】

そして、アダルトチルドレンを克服する方法の「過去の心の傷を癒す」については、次のようなものが考えられています。

・抑圧してきた感情を安全な形で表出する

・毒親からもたらされた自分の歪みを治す

・自分へのメッセージを否定的から肯定的に変える

・傷ついた自分のインナーチャイルドを癒す

・毒親との関わり方を知る

・毒親との健全な境界線を作る

・精神的に親と別れる

・対決

・許す

・物理的に親と別れる

・過去から学びを得る

以上が過去の心の傷を癒すこととして考えられます。

今回は、アダルトチルドレンを克服する方法の「過去の心の傷を癒す」の中の「傷ついた自分のインナーチャイルドを癒す」について、わかりやすく解説していきたいと思います。

【傷ついた自分のインナーチャイルドを癒す】

傷ついた自分のインナーチャイルドを癒すことについて。

「インナーチャイルド」とは、自分の中の傷ついた小さい子どものことです。

そのような傷ついた自分のインナーチャイルドを癒していくやり方について解説していきます。

傷ついた自分のインナーチャイルドを癒す方法としては次のようなものがあるとされます。

・インナーチャイルドと出会うこと

・インナーチャイルドの絵を描くこと

・インナーチャイルドを抱きしめること

・インナーチャイルドを育てること

・言ってほしかったことややってほしかったことのイメージワーク

・過去の体験から学んでより適切にやり直すイメージワーク

・自分をいたわる手紙を書くこと

以上が傷ついた自分のインナーチャイルドを癒す方法とされているものです。

それでは、傷ついた自分のインナーチャイルドを癒す方法をそれぞれ個別に見ていきましょう。

【インナーチャイルドと出会う】

インナーチャイルドと出会うことについて。

自分の中のインナーチャイルドと出会うやり方としては、まずは子ども時代の家族に関する傷つき体験で思い出すシーンがあるか考えてみましょう。

そのとき、家族の誰がどうしていたか考えてみましょう。

子どものあなたはどうしていたか考えてみましょう。

そのとき、子どものあなたはどんな気持ちだったか考えてみましょう。

子どものあなたは本当は何をしてほしかったか考えてみましょう。

そのとき、あなたはどんな行動をしたか考えてみましょう。

そのとき他の行動が取れたか考えてみましょう。自分には他に選択肢がなかったかもしれません。

子どものあなたが欲しがっていた言葉を与えてあげましょう。

子どものあなたに与えてあげる言葉の例としては、たとえば次のようなものが考えられます。

・あなたが生まれてきてとても嬉しい。生まれてきてくれて本当に良かった

・あなたが側にいてほしいときはいつでも側にいるよ

・あなたが成長していくのは本当に楽しい

・一緒に遊ぼうよ

・一緒にゆっくり休もうよ

・泣いてもいいんだよ

・怖がってもいいんだよ

・怒ってもいいんだよ

・してほしいことを言ってもいいんだよ

・嫌なことは嫌だと言っていいんだよ

・他の人と同じにしている必要なんてないよ。あなたは世界にたった一人しかいない大切な存在だよ

・間違ったり、失敗してもいいんだよ。私はそれを責めない。失敗からあなたが学んでいくことを誇りに思うよ

・一人で何もかもやらなくていいんだよ。助けてほしいと言っていいんだよ

・できないことや、知らないことは恥ずかしくないんだよ

・すべての人に気に入られる必要はないよ。あなたらしくいれば良いよ

以上の言葉の例を参考にして、子どものあなたが欲しがっていた言葉を与えてあげましょう。

【インナーチャイルドの絵を描く】

それでは次は、インナーチャイルドの絵を描くことについて。

インナーチャイルドの絵を描くやり方は次のようになります。

まずは、自分の中の小さい子どもを絵で表現してみましょう。

たとえばシンボル、自画像、色などの絵を描きましょう。

そして、その絵を見てどんな感情が出てくるか瞑想してみましょう。

また、小さい子どもの周りに、自分が思う癒しの色の輪を書き、癒しを感じ取ります。

そのようにして、インナーチャイルドの絵を描いて癒していきます。

【インナーチャイルドを抱きしめる】

次は、インナーチャイルドを抱きしめることについて。

インナーチャイルドを抱きしめるやり方としては次のようになります。

まずは、自分の中の小さい子どもを連想できるようなぬいぐるみや人形を用意します。

そして、ぬいぐるみを自分の中の小さい子どもに見立てて抱きしめてあげましょう。

そうしたら、ぬいぐるみに優しい言葉をかけてあげましょう。

このようにして、インナーチャイルドを抱きしめて癒していきます。

【インナーチャイルドを育てる】

次は、インナーチャイルドを育てることについて。

インナーチャイルドを育てるやり方としては、次のようになります。

まずは、目を閉じてリラックスします。

そして、リラックスできたら、小さい子どもの自分をイメージします。

子どもがどんな子なのか観察します。

子どもを離れたところから見守ります。

安全さを保ちながら子どもにゆっくり近づきます。

子どもに優しく挨拶をしてみます。

大人の自分が、自分のインナーチャイルドが聞きたいことがあれば答えてあげましょう。

大人の自分が、自分のインナーチャイルドがしてほしいことがあればしてあげましょう。

大人の自分が、自分のインナーチャイルドが聞いてほしそうなことがあれば聞いてあげましょう。

大人の自分が、自分のインナーチャイルドに優しい言葉をかけてあげましょう。

大人の自分が、自分のインナーチャイルドを抱きしめてあげましょう。

大人の自分が、自分のインナーチャイルドを安心させてあげましょう。

大人の自分が、自分のインナーチャイルドを可愛がりましょう。

大人の自分が、自分のインナーチャイルドをほめてあげましょう。

大人の自分が、自分のインナーチャイルドを励ましてあげましょう。

大人の自分が、自分のインナーチャイルドと遊んであげましょう。

大人の自分が、自分のインナーチャイルドを喜ばせてあげましょう。

そして、子どもにまた来ることを伝えて別れます。

このようにして、インナーチャイルドを育てていきます。

【言ってほしかったことややってほしかったことのイメージワーク】

次は、言ってほしかったことややってほしかったことのイメージワークについて。

言ってほしかったことややってほしかったことのイメージワークのやり方は次のようになります。

まずは、自分の心を傷つけた家族から言ってほしかったこと、やってほしかったことを列挙して書きます。

そして、自分の心を傷つけた家族から言ってほしかったこと、やってほしかったことをイメージの中で体験します。

このようにして、言ってほしかったことややってほしかったことのイメージワークを行います。

【過去の体験から学んでより適切にやり直すイメージワーク】

次は、過去の体験から学んでより適切にやり直すイメージワークについて。

過去の体験から学んでより適切にやり直すイメージワークのやり方は次のようになります。

イメージの中で、傷つき体験をしている過去の自分を、今の自分が離れた上空から観察します。

過去の自分を観察し、この傷つき体験から学びを感じ取ります。

その学んだことを過去の自分に教えてあげます。

上空から降りて過去の自分の中に入り込みます。

学んだことや大人になった自分の今の知識や経験を踏まえて、傷つき体験の場面をやり直します。

やり直したストーリーを早送りのようにスクリーンに映し出し、納得行くまで何度か鑑賞します。

このようにして、過去の体験から学んでより適切にやり直すイメージワークを行います。

【自分をいたわる手紙を書く】

次は、自分をいたわる手紙を書くことについて。

自分をいたわる手紙を書くやり方としては、先ほど挙げた子どものあなたが欲しがっていた言葉の例を参考に、自分をいたわる手紙を自由に書いていきます。

そのようにして、自分をいたわる手紙を書いていきます。

そしてここまで話してきたように、傷ついた自分のインナーチャイルドを癒すことがアダルトチルドレン克服の一歩となります。

【まとめ】

今回は、アダルトチルドレンを克服する方法の「過去の心の傷を癒す」の中の「傷ついた自分のインナーチャイルドを癒す」について、わかりやすく解説させて頂きました。

YouTubeでは、他にも役に立つ色々な動画を上げていますので、良かったら見ていって下さい。

高評価とチャンネル登録もよろしくお願いします。

カウンセリングを行なっている臨床心理士の菜月じゅんでした。

それではまた。

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