皆さんこんにちは。
カウンセリングを行なっている臨床心理士の菜月じゅんです。
皆さん、自分は毒親がいる機能不全家族で育ったアダルトチルドレンだと感じていらっしゃいますか?
でも、どうすればアダルトチルドレンを克服できるのかわからないと感じていらっしゃいますか?
【アダルトチルドレンを克服する方法】
アダルトチルドレンを克服する方法としては、次のようなものがあると考えられています。
・安全を確保する
・家族と自分を理解する
・過去の心の傷を癒す
・未来の人生を豊かにする
・自分が毒親にならないようにする
【家族と自分を理解する】
そして、アダルトチルドレンを克服する方法の「家族と自分を理解する」については、次のようなものが考えられています。
・家族が機能不全家族であることを認める
・自分がアダルトチルドレンであることを認める
・家族歴を整理する
・生育歴を整理する
・家族の問題を分析する
・家族による自分への影響を理解する
以上が家族と自分を理解することとして考えられます。
今回は、アダルトチルドレンを克服する方法の「家族と自分を理解する」の中の「生育歴を整理する」について、わかりやすく解説していきたいと思います。
【生育歴を整理する】
「生育歴を整理する」について。
生育歴を整理するには、生育歴を書くこと、身体との対話、節目となった出来事の掘り下げなどが重要だとされます。
それでは、個別に見ていきましょう。
【生育歴を書く】
生育歴を書くことについて。
生育歴を書く際には次のようなことを書けると生育歴をしっかり振り返ることができると思います。
たとえば、幼稚園のときの人間関係や、幼稚園のときに頑張ったこと、上手くいったこと、得意だったこと、嬉しかったこと、好きだったこと、上手くいかなかったこと、苦手だったこと、辛かったこと、悲しかったこと、怖かったこと、怒ったこと、嫌いだったこと、幼稚園のときに大切にしていた価値観と活動、幼稚園の時期を通して得たことなどです。
そして、小学校や中学校、高校、それ以降の学校や社会人になってからの時期についても同様に生育歴をかけると良いと思います。
そのようにして、自分の生育歴を書いていきます。
【身体との対話】
次は、身体との対話について。
自分の身体との対話を行なって生育歴についての理解を深めていきます。
身体との対話のやり方としては、まずは準備として紙を用意します。
そして、数分間呼吸に意識を向けて瞑想します。
次に、自分視点で現在、自分の身体をどう思っているかを短く書きます。
今日の日付も入れます。
自分の人生の節目となった出来事を短く書きます。
10歳ごとの区間に分け、数個ずつ出来事を挙げられると良いです。
そうしたら、自分の身体をどう思っているかについてや、節目となった出来事を踏まえて、自分の身体に話しかけていき、自分と自分の体の会話のセリフを書いていきます。
以上が身体との対話のやり方になります。
【節目となった出来事の掘り下げ】
節目となった出来事の掘り下げについて。
生育歴において自分にとって節目となった出来事の掘り下げを行うことも、生育歴の整理に役立つとされます。
それでは、節目となった出来事の掘り下げのやり方を見ていきましょう。
まずは、紙を用意します。
そして、今日の日付を書きます。
取り上げたい節目となった出来事のタイトルを選びます。
この頃自分がどこで暮らしていたか思い出します。
また、この頃自分は誰と暮らしていたか思い出します。
この頃自分にとって重要だったことを思い出します。
この頃自分が恐れていたことが何だったか思い出します。
この頃の自分の友達が誰だったか思い出します。
そして、節目となった出来事について思い出します。
そうしたら、「私の人生のこの時期に」という書き出しで、自分が思ったことを書いていきます。
以上のようにして、節目となった出来事の掘り下げを行います。
そしてここまで話してきたように、生育歴を整理することがアダルトチルドレン克服の一歩となります。
【まとめ】
今回は、アダルトチルドレンを克服する方法の「家族と自分を理解する」の中の「生育歴を整理する」について、わかりやすく解説させて頂きました。
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カウンセリングを行なっている臨床心理士の菜月じゅんでした。
それではまた。