コロナで外出自粛中の休日の過ごし方【心の健康の側面から】【認知行動療法オンラインカウンセリングルーム】

皆さんこんにちは!臨床心理士の菜月じゅんです!

最近、コロナウイルス感染予防の為、「3つの密」を避けたり、不要不急の外出を自粛をするように言われてきていますよね。

私はコロナウイルスの専門家ではなく、臨床心理学の専門家ですので、今回は、心の健康の側面から、コロナで外出自粛中の休日の過ごし方についてのお話をさせてください!

ただし、今後外出自粛に関して政府が新しい方針を打ち出した際には、私の言っていることではなく、政府の方針に従ってください。

【外出自粛すると心理学的にはどうなるか】

ということで、それでは、コロナウイルス感染予防の為、外出自粛すると、心はどのようになるでしょうか?

まずは、外出自粛すると心理学的にどうなるのか一緒に見ていきましょう。

外出を自粛すると、たとえば日光に浴びる時間が短くなったり、運動不足になったり、一人暮らしの人は他の人との交流が減ったりするのではないでしょうか?

このように、外出自粛により、日光不足、運動不足、交流不足になる可能性が考えられます。

【日光不足】

それでは、まず、日光不足についてです。

家にこもっていて日光を浴びないと、心を穏やかにさせる神経伝達物質であるセロトニンが減り、抑うつ的な気分になるとされています。

その為、外出自粛中にできることとしては、マスクをつけた上でベランダに少し出て日光を浴びるということが考えられます。
また、不要不急の外出という観点でいうと、外でマスクをつけてウォーキングすることは可能と政府が言っていますので、ウォーキングしながら日光を浴びるというのもありかもしれません。

このように日光を浴びるとセロトニンが活性化して気分が安定してくる効果がある為、心の健康という観点からは、日光を浴びることは良いかと考えられます。

また、研究では、日光を浴びることが、季節性うつ病に効果があるともされています。

【運動不足】

次に、運動不足についてです。

運動内容にもよりますが、運動すると神経伝達物質のセロトニンやドーパミンなどが一時的に活性化し、気分が改善してくるとされています。

逆に、運動不足だとセロトニンやドーパミンが減ってくるので、抑うつ的になりやすいと思います。

そこで、抑うつ気分の予防として、運動することが大事だと考えられます。

研究では、10分〜60分の軽い運動や少し負荷のかかる運動が、抑うつに効果があるとされています。

なので、外出自粛中は、数十分の軽い運動ができると心の健康に良いかもしれませんね。

具体的には、家で筋トレをするとか、シャドーボクシングをするとか、ダンスをすることなどが考えられるかもしれません。

不要不急の外出の観点でいうと、ウォーキングに加え、ジョギングやサイクリングも可能だと政府は言っていますので、ウォーキング、ジョギング、サイクリングを通して軽く運動するのも心の健康のために大事かもれません。

あと、家で運動をしようという人が最近増えているためか、以前流行った軍隊式エクササイズを行なう「ビリーズブートキャンプ」のDVDが最近売れているようですね。

【交流不足】

次は、交流不足についてです。

他者との交流不足によって孤独を感じる人もいるかもしれませんね。

そういった孤独感は、自尊心の低下や、抑うつや、不安につながる可能性があるとされています。

その為、孤独感を低下させることができると、心の健康を保つことができそうですね。

しかし、「三つの密」を踏まえると、外出して誰かと対面で話すことはあまり良くなさそうですよね。

そこで、外出自粛中は「三つの密」を踏まえ、できる交流としては、電話、Skype、メール、LINE、SNSといった、対面ではない形での交流がたとえば考えられると思います。

研究では、メール、電話、インターネットなど対面ではない交流であっても、孤独感を低下させることができるとわかっているので、そのような交流でも効果はあるのかなと思います。

また、孤独感というのは、主観的なものなので、実際に交流していなくても、「自分は孤独ではない」と感じることができていれば良いと考えられます。

その方法にはたとえばカウンセリングで用いる認知行動療法などが有効かもしれません。

今回は、心の健康の側面から、コロナで外出自粛中の休日の過ごし方についてのお話をさせて頂きました。

次回もまた、皆さんが生きやすくなる知恵を発信していきますので、お楽しみに!

臨床心理士の菜月じゅんでした!それではまた!

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