皆さんこんにちは!臨床心理士の菜月じゅんです!
前回は、適応障害の予防や回復の方法についてのお話をさせて頂きました!
今回は、ストレスコーピングのさらなるテクニックについてのお話をさせてください!
【コーピング・レパートリー 】
ストレスコーピングのさらなるテクニックとして、コーピング・レパートリーという技術があります。
「コーピングレパートリー」とは、自分なりのストレスコーピングをリスト化したものです。
コーピングのレパートリーが多い人ほど心身の健康度が高いとされています。
その為、多くのコーピングのレパートリーを持っておくことが重要です。
特に、手軽に実施できて満足感のあるコーピングほど日常的に使用できて良いとされています。
事前にコーピング・レパートリーのリストを作成しておいて、リストを持ち歩き、ストレスを受けた際にすぐにコーピングが実施できるようにしておくと良いですね。
【コーピング・レパートリーの記入のポイント】
コーピング・レパートリーの記入のポイントについて見ていきましょう。
まずは、具体的にどういうコーピングなのか記入しましょう。
たとえば、「酒を飲む」ではなく「ビールを飲む」という風に具体的に書いていきます。
また、コーピングを実施する具体的な状況も書けたら書きましょう。
たとえば、「ビールを飲む」だけではなく「帰宅して入浴後、ビールを飲む」という感じですね。
さらに、コーピングの実施前に予想される手軽さや満足度の度合いを1〜9などの数値で記入しましょう。
そして、コーピングを実施したら、実施日時、実際やってみての手軽さ、実際感じた満足度を書きましょう。
そうすると、自分の予想よりも手軽に実施でき、予想より満足感が高いことが意外とあることがわかってきたりします。
今回は、ストレスコーピングのさらなるテクニックについてのお話をさせて頂きました!
次回は、適応障害のきっかけ・回復・再発予防までの流れについてのお話をしていきますので、お楽しみに!
臨床心理士の菜月じゅんでした!それではまた!