皆さんこんにちは!臨床心理士の菜月じゅんです!
前回は、ラザルスの認知的評価理論の観点から適応障害について解説させて頂きました!
今回は、自分のストレス状態を知る方法についてのお話をさせてください!
ストレス状態を知る為には、今の自分に起きているストレス要因がどれぐらいあるかを知ることや、今の自分に起きているストレスによる症状を自分で確認するという方法がまず考えられます。
【ストレスの要因】
それでは、今の自分に起きているストレス要因がどれぐらいあるかを調べていきましょう。
ストレスが高まりやすい要因として、労働時間の長さや、対人関係の良好さなどがあります。
あなたの労働時間の長さや、対人関係の良好さはいかがでしょうか?
残業が45時間越えるあたりから脳や心臓の疾患のリスクが高まり出すとされます。
また、上司、先輩、同僚、後輩、部下との対人関係はいかがでしょうか?
気軽に話したり、サポートし合える関係でしょうか。そうじゃなければ、ストレスがかかりやすいかもしれませんね。
【ストレスによる症状】
今度は、今の自分に起きているストレスによる症状について調べてみましょう。
ストレス度が高いときになりやすい症状というものがあります。
それは、睡眠の量と質、気分の低さなどです。
ストレスが掛かって不眠になる人は多く、睡眠時間が6時間未満あたりから適応障害のリスクが高まり出すとされます。
また、ストレスによって気分が低く抑うつ的になる人も多いと思われます。
どれぐらい気分が落ち込んでいるか、その度合いを0%〜100%で表してみましょう。
以上が自分でストレスの要因やストレスによる症状を調べる方法の一つでした。
そして、今度はWebサイトを使って客観的に自分のストレスを調べる方法について述べます。
【ストレスチェック】
自分のストレス状態を知る方法として、厚生労働省のWebサイト「5分でできる職場のストレスチェック」があります。
「5分でできる職場のストレスチェック」とは、厚生労働省が推奨している「職業性ストレス簡易調査表」に基づいたストレスチェックです。
「5分でできる職場のストレスチェック」はパソコンや携帯電話から簡単に行なうことができます。
このサイトを使うと、自分の現在のストレスの原因や、ストレスによる症状、ストレス反応に影響している要因について知ることができます。
ちなみに、これは無料で使用可能なので気軽に調べることができます。
この 「5分でできる職場のストレスチェック」を用いて自分のストレス状態を知ると、適応障害への対策の見通しも立ちやすくなるかもしれません。
今回は、自分のストレス状態を知る方法についてのお話をさせて頂きました!
次回は、適応障害の予防や回復の方法についてお話していこうと思っているので、お楽しみに!
臨床心理士の菜月じゅんでした!それではまた!