臨床心理士になる方法!【臨床心理士が解説】【菜月じゅんカウンセリングルーム】

大学院, 臨床心理士

皆さんこんにちは。カウンセリングを行なっている臨床心理士の菜月じゅんです。

今回は、臨床心理士になる方法についてのお話をしようと思っています。

【臨床心理士になるには】

臨床心理士になるには、臨床心理士資格を取得する必要があります。

臨床心理士資格以外にもお手軽に取得できる心理系資格がたくさんあります。

しかし、そういったお手軽な資格を取得しても、心理士としての実力も身に付かない上に、心理職への転職はできません。

そういった資格商法に騙されないようにしてください。

臨床心理士資格以外で信用できる心理系の資格は、公認心理師と産業カウンセラーぐらいです。

心理系求人のほとんどは臨床心理士資格取得者、または臨床心理士指定大学院に入学した臨床心理士資格取得予定者を採用対象としています。

つまり、心理職で働くには、臨床心理士資格を持っているか、最低でも臨床心理学の大学院に入学していないと話にならないということです。

【臨床心理士資格】

では、臨床心理士資格を取る為には何が必要になるのでしょうか。

臨床心理士資格を取る為には、試験を突破する必要があります。

試験内容は、心理学や統計学に関するマークシート問題100問を2時間半、そして、臨床心理士に関する小論文1200字を1時間半、そして最後に面接試験があります。

合格率は約60%です。

一年目で受かる人もいますが、数年かけて合格する人もいます。覚悟しましょう。

これらの試験を突破すれば、臨床心理士資格を取得することができます。

しかし、この臨床心理士資格は誰でも受験できる訳ではないんですね。

臨床心理士資格の受験のために、次のいずれかの条件を満たす必要があります。

一つ目は、臨床心理士指定大学院1種を修了することです。

二つ目は、臨床心理士指定大学院2種を修了し、心理臨床の実務経験を積んでいることです。

三つ目は、臨床心理士の専門職大学院を修了することです。

四つ目は、海外で臨床心理学の大学院を修了し、日本で心理臨床を2年以上行なっていることです。

五つ目は、医師免許を持っていて、心理臨床の実務経験が2年以上あることです。

臨床心理士資格を受験する人の多くは、日本の1種大学院の終了者です。

その為、臨床心理士の受験資格を得るには、基本的には、日本の1種大学院を修了することになります。

【臨床心理士指定大学院】

臨床心理士指定大学院に入学するには、同じ大学の内部から進学するパターンと、他の大学から進学するパターンがあります。

学科は心理学科ではなくても構いません。

内部進学、外部進学いずれの場合も試験を突破する必要があります。

試験内容は、心理学と統計学の記述問題、英語長文の和訳、面接試験です。

そして、願書を出すタイミングで、研究計画書を提出する必要があります。

このように、大学院に入学する為には、心理学の勉強、統計学の勉強、英語の勉強、研究計画書の作成、面接対策が必要になります。

試験合格の可否は、基本的には、内部進学が有利と言われています。

しかし、内部の進学希望者が落ちることもありますし、外部からでも合格する人も多いので、諦める必要はありません。

外部進学を考えている人は勉強を頑張ってください。

合格倍率は数倍から10倍程度です。

【臨床心理士資格を取得するまでの流れ】

臨床心理士資格を取得するまでの流れを改めて見てみましょう。

今回は、臨床心理士指定大学院1種のルートを想定しました。

まず、高校を卒業し、心理学科ではなくても構わないので大学に進学します。卒業に通常4年間かかります。

臨床心理士指定大学院1種の試験勉強を行ないます。勉強期間は約1年間です。

大学院に入学し、修了します。修了には通常2年間かかります。

臨床心理士試験を受験します。勉強期間は約1年から数年です。

このように、高校を卒業してから、臨床心理士を取得するまでに早くても通常7年以上かかります。

すでに大学を卒業している人でも、大学院受験勉強期間を含めると、臨床心理士の取得までに4年以上かかります。

なかなか大変な道のりですが、それでも臨床心理士になりたい人は頑張ってチャレンジしてみてください。

【まとめ】

今回は、臨床心理士になる方法とその流れについてのお話をしました。

次回も皆さんに役立つお話をしていこうと思っていますので、楽しみにしていてください。

それでは、カウンセリングを行なっている臨床心理士の菜月じゅんでした。