【臨床心理士】失恋への対処と回復を解説!【恋愛心理学・菜月じゅんカウンセリングルーム】

2020年12月8日恋愛

皆さんこんにちは。

カウンセリングを行なっている臨床心理士の菜月じゅんです。

この前は、失恋した後どうなるのかの話をさせて頂きました。

今回は、失恋への対処と回復についての解説をしていきたいと思います。

【失恋コーピング】

問題に対する対処のことをコーピングと呼びます。

その為、失恋への対処というのは、心理学では失恋コーピングと呼ばれています。

失恋コーピングは、未練型コーピング、拒絶型コーピング、回避型コーピングなどがあるとされています。

【未練型コーピング】

まず、未練型コーピングについてです。

未練型コーピングとは、失恋相手との別れを悔やんだり、思い出に浸ったり、復縁を試みるという対処のことです。

この未練型コーピングは、「告白型失恋」と「離愛型失恋」からの回復が遅れるという研究結果があります。

その為、失恋の回復という観点では、失恋相手との思い出に浸ったり、復縁を試みるなどの未練型コーピングは行わない方が良いと言えそうです。

【拒絶型コーピング】

次は、拒絶型コーピングについて。

拒絶型コーピングは「敵意」と「関係解消」という下位カテゴリーに分けられます。

「敵意」とは、失恋相手を恨んだり、悪口を言ったり、見返そうとすることです。

「関係解消」とは、失恋相手を避けたり、考えないようにすることです。

つまり、拒絶型コーピングというのは、失恋相手を恨んだり、悪口を言ったり、見返そうとしたり、失恋相手を避けたり、考えないようにするということです。

研究によると、この拒絶型コーピングは、「無告白型失恋」と「告白型失恋」と「離愛型失恋」からの回復が遅れるとされています。

その為、失恋からの回復という観点では有効とは言い難いようです。

【回避型コーピング】

次は、回避型コーピングについて。

回避型コーピングは「肯定的解釈」「置き換え」「気晴らし」といった下位カテゴリーに分けられます。

「肯定的解釈」とは、失恋が自分の成長や学びになるなど肯定的に解釈することです。

「置き換え」とは、次の恋を見つけようとすることです。

「気晴らし」とは、スポーツや趣味など何かに打ち込むことです。

つまり、回避型コーピングとは、失恋が自分の成長や学びになるなど肯定的に解釈したり、次の恋を見つけようとしたり、スポーツや趣味など何かに打ち込むということです。

研究によると、この回避型コーピングは、「無告白型失恋」と「告白型失恋」からの回復が早くなるとされています。

回避型コーピングは「離愛型失恋」に対して統計学的に効果的とまでは言えないですが、失恋からの回復にプラスに働くという結果になっています。

【まとめ】

このように、失恋コーピングと回復の関係で考えると、未練型コーピングと拒絶型コーピングは有効であるとは言えず、一方、回避型コーピングがある程度役に立つと言えます。

つまり、失恋相手に未練がある行動は取らないようにし、相手を責めるような考えはしないということ。

そして、失恋経験を肯定的に解釈したり、次の恋をしたり、何かに打ち込むことが良さそうだと言うことですね。

今回は、失恋への対処と回復についての話をさせて頂きました。

カウンセリングを行なっている菜月じゅんでした。それではまた。