皆さんこんにちは。
カウンセリングを行なっている臨床心理士の菜月じゅんです。
皆さん、職場や学校の知り合いや、恋人の異性の知り合いに嫉妬することはありますか?
今回は、嫉妬の仕組みについて解説していきたいと思います。
【嫉妬とは】
それではまず、嫉妬とは何か、ということについて。
「嫉妬」とは、自己重要感を脅かす優位な他者に対する不安、羨ましさ、憎しみなどの感情のことです。
【嫉妬の種類】
そして、嫉妬には種類があるとされます。
それは、愛情の嫉妬と優劣の嫉妬です。
「愛情の嫉妬」とは、自分が愛する人による愛情がライバルに向けられるときの、ライバルに対する不安、羨ましさ、憎しみなどの感情のことです。
たとえば、彼氏が女友達と遊んでいたことを知ったとき、その女友達に対して不安や羨ましさ、憎しみを感じるということですね。
一方、「優劣の嫉妬」とは、自分よりもある側面で優秀なライバルに対する不安、羨ましさ、憎しみなどの感情のことです。
たとえば、職場の女性の後輩が男性社員たちからチヤホヤされていることを知ったとき、その後輩に対して不安や羨ましさ、憎しみを感じるということです。
このように、嫉妬の種類には、愛情の嫉妬と優劣の嫉妬があります。
【愛情の嫉妬の仕組み】
次は、愛情の嫉妬の仕組みについてです。
まず、自分が愛する人がライバルに愛情行動を取る状況があるとします。
そして、「愛する人からの愛情が得られなくなるかもしれない」と考えてしまいます。
その後、「私には存在価値がないんだ」と考えてしまいます。
自己重要感が危機的な状況ですね。
そして、ライバルや愛する人に対して不安、羨ましさ、憎しみなどの感情を感じます。
これが愛情の嫉妬ですね。
その後、「ライバルさえいなければ、私は愛されるのに」と考えてしまいがちです。
そして、場合によっては、自分がライバルを引きずり下ろす行動を取ったりします。
これが愛情の嫉妬の仕組みです。
【優劣の嫉妬の仕組み】
次は、優劣の嫉妬の仕組みについてです。
まず、自分よりもある側面で優秀なライバルが登場する状況があるとします。
そして「ライバルより劣っている私は周りから評価が得られなくなるかもしれない」と考えてしまいます。
その後、「私には存在価値がないんだ」と思ってしまいます。
これは自己重要感の危機ですね。
そして、ライバルに対して不安、羨ましさ、憎しみなどの感情を感じます。
これが優劣の嫉妬ですね。
そして、「ライバルさえいなければ、私は周りから評価されるのに」と考えてしまいがちです。
場合によっては、自分がライバルを引きずり下ろす行動を取ったりすることもあります。
これが優劣の嫉妬の仕組みです。
【まとめ】
今回は、嫉妬とは何か、嫉妬の種類、嫉妬の仕組みについて解説させて頂きました。
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高評価とチャンネル登録もよろしくお願いします。
カウンセリングを行なっている臨床心理士の菜月じゅんでした。
それではまた。