皆さんこんにちは。
カウンセリングを行なっている臨床心理士の菜月じゅんです。
皆さん、一人でいるのが寂しいことありませんか?
なぜ寂しさを感じるんでしょうか?
なぜ一人でいるのが耐えられないでしょうか?
今回は、一人でいることが耐えられないのはなぜか、一人でも大丈夫な場合はどういう場合なのか、「孤独の仕組み」について解説していきたいと思います。
【一人でいることに耐えられない人の仕組み】
それではまず、一人でいることに耐えられない人の仕組みについて。
まず、一人でいることが耐えられない人が、何らかの危機に遭遇するとします。
そして、危機に遭遇したら、不安になりますよね。
そのときに「私は無力だ」「誰も助けてくれない」と考えたりします。
そうすると、心理的に孤独を感じますよね。
その為、不安が継続していきます。
そして、誰かに近づきたい、誰かに助けてもらいたいという「依存欲求」が高まります。
また、無力な自分を補強する為に誰かから認められたいという「承認欲求」が高まります。
そして、依存欲求や承認欲求を満たそうとして、誰でもいいから我慢して一緒に居ようとしたり、誰かに褒められようとして自分を誇示しようとします。
しかし、そのようにしても、安心感が得られるとは限りません。
そして、満たされることのない安心感を求めて、物理的につながろうとし続けることになります。
【一人でいることが大丈夫な人の仕組み】
今度は、一人でいることが大丈夫な人の仕組みについて。
まず、一人でいることが大丈夫な人が、何らかの危機に遭遇するとします。
危機に遭遇したら、不安になります。
そのときに「それでも私は大丈夫だ」「誰かが助けてくれる」と考えたりします。
そこには、心理的なつながりがありますね。
そして、安心感が戻ってきます。
安心感があるので、「依存欲求」や「承認欲求」は高まりません。
そして、物理的に孤独な状態でも、心理的につながっているので問題ありません。
【心理的につながっている人、心理的に孤独な人】
このように、心理的につながっている人は、物理的孤独でも安心感があります。
逆に、心理的に孤独な人は、物理的につながっていても安心感がない場合が多いと思われます。
そのように考えると、孤独への対処としては、物理的につながるのではなく、心理的につながることが重要だと言えそうですね。
【まとめ】
今回は、一人でいることが耐えられないのはなぜか、一人でも大丈夫な場合はどういう場合なのか、「孤独の仕組み」について解説させて頂きました。
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カウンセリングを行なっている臨床心理士の菜月じゅんでした。
それではまた。