楽天モバイルCM「うるさいあの声」がなぜ使われているのか分析!【臨床心理士】【認知行動療法オンラインカウンセリングルーム】

皆さんこんにちは。

カウンセリングを行なっている臨床心理士の菜月じゅんです。

今回は、楽天モバイルのCM冒頭で聞こえる「楽天モバァーイル!」という「うるさいあの声」がなぜCMに使われているか分析したいと思います。

【楽天モバイルCMのあの声がなぜ使われたのか】

まず前置きですが、「楽天モバァーイル!」という声を心地いいと感じた方はいらっしゃいますか?

ほとんどの方はあの声をうるさく感じたのではないでしょうか?

おそらく楽天モバイルは、CMを見た人に「うるさいな」と感じさせること自体が目標の一つだったのだと私は考えます。

「うるさいな」と感じさせるのが目標というのは、おかしいと思いますか?

では、なぜ「うるさいな」と感じてもらうことが目標になるのか解説していきます。

【AIDMA】

マーケティングにおいて、お客さんの商品購入プロセスは「AIDMA」という理論で説明されます。

AIDMAというのは、英単語のAttention、注目、Interest、興味、Desire、欲求、Memory、記憶、Action、購買行動、以上の頭文字を取った理論です。

このAIDMA理論では、始めにAttention、つまりお客さんに商品について「注目」してもらうことが必要になります。

逆に言えば、注目されることがなければ購入してもらうこともないということです。

その為、AIDMAの中でも特にAttention、注目というのは重要になると思います。

このAIDMA理論を考慮すると、楽天モバイルは商品についてとにかく注目してもらいたいと考える訳です。

注目を集めるにはどうすればいいのか。

その一つの方法は、相手に違和感のある情報を与え、相手が無視できないようにすることです。

楽天モバイルのCMの「楽天モバァーイル!」という声、うるさいですよね?

うるさいものは簡単に無視できないですよね?

気になっちゃいますから。

つまり、相手にAttention、注目させることができるということです。

このように、うるさく感じさせて注目させるというやり方は楽天モバイルのCMだけにとどまりません。

他にも、テレビやスマホから聞こえる地震の警報も、うるさく、無視できず、注目せざるをえないものとなっています。

このように、楽天モバイルがなぜCMで「楽天モバァーイル!」という「うるさいあの声」を使っているのかの理由の一つは、AIDMA理論におけるAttention、つまり注目を集めることを重視したマーケティング政策を行なっていた為だと言えると思います。

【理由の二つ目】

また、楽天モバイルがCMで「うるさいあの声」を使っている理由をもう一つ分析しました。

SNSを見ると、楽天モバイルのCMの声がうるさいと話題になっていました。

つまり、楽天モバイルのCMへの不満の声ではあるものの、たくさんの人に楽天モバイルのことを注目してもらうことができた訳です。

これはいわゆる炎上マーケティングの手法だと考えられます。

楽天モバイルはあえて視聴者が「うるさいな」と感じる声を使い、注目させ、それをSNSで拡散させ、さらに多くの人に注目してもらう。

それこそが楽天モバイルの狙いだったのだと考えられました。

このように、楽天モバイルがなぜCMで「うるさいあの声」を使っているのかの理由の二つ目は、炎上マーケティングを狙ったマーケティング政策を行なっていた為だと思います。

【まとめ】

今回は、楽天モバイルのCM冒頭で聞こえる「うるさいあの声」がなぜCMに使われているかのお話をさせて頂きました。

カウンセリングを行なっている臨床心理士の菜月じゅんでした。それではまた。

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